VSQmmv簡易操作説明書

※)VSQmmvは、音量、音高計測エンジンとして樋口優氏作成の「MikuMikuVoice」を使用します。良質なソフトありがとうございます。
 事前に「ここ」からダウンロードして下さい。(http://www.geocities.jp/higuchuu4/)
※)VSQmmvは、VSQtoolsと同一フォルダにインストールして下さい。
※)VSQmmvは、VB6にて作っています。セットアップを実行するかVB6のランタイムをインストールしてから使って下さい。

※)VSQmmvの出来る事
 ・お手本のWAVファイルから、「音量」「音高」を抽出し、VSQを更新します。
 ・Vocaloidとお手本の誤差を計算し、繰り返し補正ができます。(純粋なボーカルWAVが必要です) 「ぼかりす」の手法
 ・お手本のWAVとVocaloidを比較して音譜のタイミング修正支援情報を出力します。


履歴:
Ver.0.1: 公開バージョン(評価テスト用)







1. 基本的な使用方法
 1) VSQエディタで、基本となる「VSQファイル」を作ります。WAVまで変換します。音量調節は、WAV編集ソフトで事前に行って下さい

 2) 調教したい「VSQファイル」と同期した「お手本」のWAVファイルを準備します。

 3) 「Mikumikuvoice」で、Vocaloidとお手本(Target)のWavファイルを読み込みmmvファイルに変換します。・・・ここまでが事前準備です。 「MikuMikuVoice」では、WAVから音量情報、音高情報を抽出するために使用します。mmvファイルのフォーマットは開示されていないため独自に解析して処理しています。
「MikuMikuVoice」では、「Wave開く」と「保存」のみの操作でそれ以外の編集操作は不要。

 4) VSQtoolsで、調教したい「VSQファイル」を読み込みます。

 5) VSQmmvで、VocaloidとTartgetのmmvファイルを読み込みます。

 6) お好みに合わせて各種調教ボタンで設定を行います。(調教ボタンは別途説明)

 7) お手本情報出力か追加補正出力で、VsqMidi.txtを更新します。

 8) VSQtoolsでVSQを作ります。


2. 表示概要
 1) ファイル名
  ・ Vocaloid:調教したいVSQファイルから生成したWAVファイルの「mmvファイル名」を表示します。
  ・ Target:お手本のWAVファイルの「mmvファイル名」を表示します。

 2) モニタ(水平スクロール)
  ・ 上から「Note情報」「Vocaloid・音量情報」「Vocaloid・音高情報」「お手本・音量情報」「お手本・音高情報」「音量誤差」「音高誤差」の表示をします。
  ・ 左右スクロールは、水平スクロールバーで行います。「←」「→」は、1ステップ単位の移動をします。

3. 機能説明
 1) 処理対象Tr
  調教の対象となるVSQのトラック番号を指定まします。Vocaloidのタブの左端がトラック1となります。

 2) PIT補正範囲
  お手本mmvのPIT情報を補正する範囲をしまします。VocaloidのF0を基準にお手本のF0の誤差を計算し、指定された周波数のズレの範囲のみ補正します。

 3) PIT欠損補正(VoC)
  VocaloidのPIT情報の測定エラーを、前後の情報から補正します。

 4) 「P平」「D平」および、プルダウン「なし」「1-1-1」「2-1-2」・・・
 ・「P平」:プルダウンで選ばれたモードで、PIT情報を滑らかにします。
 ・「D平」:プルダウンで選ばれたモードで、DYN情報を滑らかにします。
  「1-1-1」は、補正点の前後1サンプリングの情報を元に平均化します。「3-1-3」は、補正点の前後3サンプリングの情報を元に平均化します。「n-1-n」の表記で前後の平均化するサンプル数を表します。「P平」「D平」のボタンを押す毎に処理されます。多くクリックする毎に滑らかになってゆきます。

 5)PIT補正(x2,x0.5)
  お手本のPIT情報を、VocaloidのPIT情報と比較して、2倍又は半分近くにある場合、補正をします。(F0測定で、x2又はx0.5に誤測定されることがあるため)

 6) PIT補正(強制)
  PIT補正(x2,x0.5)を行うと同時に、VocaloidのNote情報以外のエリアのPIT情報をリセットします。

 7) 「C」VocaloidのNote情報と比較し、お手本のエリア外のDYN情報、PIT情報をリセットします。

 8) 誤差計算
  Vocaloidのmmvとお手本のmmvを比較してDYN情報と、PIT情報の誤差を計算します。追加補正出力を行う場合には誤差計算を行った後に出力します。

 9) エッジ誤差補正
  VocaloidのNote情報の切り替わり付近の誤差の異常値を補正します。補正範囲は、「連譜」と「端譜」の値で調整します。

 10) DYN補正係数
  追加補正出力を行う場合のDYN値の補正係数です。大きいほど補正が強くかかります。PIT情報のみ補正したい場合は、この値を「0」にして下さい。

 11)PIT補正係数
  追加補正出力を行う場合のPIT値の補正係数です。大きいほど補正が強くかかります。DYN情報のみ補正したい場合は、この値を「0」にして下さい。

 12)チェック:圧縮(最終出力)
  「追加補正出力」又は、「お手本情報出力」でVSQを更新する場合、前と同じ値の場合は、DYN,PIT情報を抑止します。VSQのサイズが小さくなるメリットがありますが、「ぼかりす」の様に繰り返し補正をする場合は、チェックしないで下さい。追加補正出力は、イベントの追加を行わず変更のみ行う為、イベントが存在しないと補正がかかりません。

 13)追加補正出力
  誤差計算を行った値を使ってVSQを補正します。この補正が有効になるのは、お手本情報出力を行ったVSQに対してであり、すっぴん状態のVSQには、補正がかかりません。
「ぼかりす」の様な調教をする場合は、「お手本情報出力」を行った後、「VSQ書き出し」→「VocaloidにてWav出力」→「MikuMikuVoice測定」→「追加補正出力」のループを繰り返して下さい。綺麗なボーカルデータが無いと、「ぼかりす」の様な調教は出来ません。

 14)お手本情報出力
  お手本のmmvを元に、DYN情報とPIT情報を計算して出力します。PIT情報は、Note情報に対して相対的に決定されるため、Note情報を移動すると、予期しない音程になることがあります。よって、Note情報をVocaloidエディッタで修正した場合は、再出力する方が正しい音程になります。但し、このボタンをクリックすると、マニュアル調教した状態も更新されてしまいますので注意して下さい。(バックアップ等は必ず行って下さい)測定ミス等の状態でもそのまま出力されますので、出力後はマニュアル調教を行って下さい。

 15)PITレベル自動/PBS設定
  PITレベル自動をチェックすると、測定した音高にあわせて、「PIT値」と「PBS」を自動的に計算します。PBSは、「自動」「4」「6」「8」「10」「そのまま」から選ぶことが出来ます。「そのまま」は、イベント毎に変化しますので、マニュアル修正は困難です。
PITレベル自動を外すと、PBSは変更せずに、PIT情報をPIT係数と演算して出力します。

 16)WAVtoVSQ
  お手本のmmvの音高情報から自動的にVSQのNote情報を出力します。(新しいトラックが追加されます。)この機能は、お手本の情報とVocaloidの情報を比較するための機能であり、お手本にあわせて、タイミングを調整するために使います。追加トラックを無効にすれば、目視でズレを確認し、聞きながら修正できます。(タイミング修正支援機能)
 もし、WAVからVSQを生成する目的で使用する場合は、お手本より長いダミーのVSQファイルを作って下さい。音譜は最初と最後のみ適当な長さでセットして下さい。

 17)WAVtoBRE
  お手本のmmvの音高情報からBREに状態を出力します。この機能は、お手本の情報とVocaloidの情報を比較するための機能であり、お手本にあわせて、タイミングを調整するために使います。比較的、音の変化の少ない「BRE」に、状態を出力するため聞きながらタイミング修正をできます。(タイミング修正支援機能)

4. ポイント
 ・ お手本とVocaloidデータの同期がキチッと取れていない場合は、確実に音痴になります。よって、色々な方法を駆使してVocaloidデータとお手本をアジャストして下さい。

 ・ 音量等については、色々なレベルが想定されますので、必要に応じて、サウンド編集ソフトで調整して下さい。VSQtoolsでもある程度調整はできます。

 ・ VocaloidエディッタとVSQmmvを交互に使用し、完成度の高いVSQデータを作成することができます。まずは、色々試して下さい。

 ・ お手本の出来の善し悪しが、完成品の善し悪しに大きく影響します。CD等にカラオケが入った歌の場合、「歌声りっぷ」等でボーカルを抜き出すことが出来ます。ただし、完璧には中々できません。合唱やハモリがある場合は、正常にmmvが出来ませんのでマニュアルで修正して下さい。伴奏入ったままの歌からは、mmv計測にかなりのエラーがでます。バンドパスフィルター等を駆使して挑戦して見て下さい。自身のある方は自分で歌って、お手本とするのも良いと思います。(私は音痴なので無理ですが…..)

 ・ 著作権に関しては各自注意して下さい。

 ・ 「MikuMikuVoice」を音量・音高情報抽出エンジンとして使用しています。高機能なソフトを提供下さった、「樋口優氏」に感謝いたします。


 〜〜おわり〜〜



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